こんにちは。れいるです。
今回は、模試の結果がD判定だったとしても合格できる理由について考察して行きたいと思います。
実際、私が合格した年に受けた大原の模試がD判定でした。
(択一式が38点、選択式が25点でどちらも基準割れがありました。)
当時は、今年受験してもまた不合格かなと思ってしまい、かなり落ち込んでいました。
しかし、なんとか本試験までモチベーションを維持しながらも諦めずに勉強し続けた結果、合格することができました。
社労士試験は諦めた時点で終了してしまいます。
模試の結果ひとつで、ここまでかけてきた時間を一瞬にして終わらせてしまうというのはもったいないなと思います。
そこで、模試の結果が良くなかったという人に諦めてほしくない!と思ったことから、私の経験をお話しできればと思います。
実際、なぜ私は模試がD判定でも合格できたのか?
モチベーションを維持させる為に考えていたことは何か?
など自分なりに合格まで辿りついた理由について考察していきます。
模試は「分かること」「分からないこと」の分類分けの為にある。
「模試が本番じゃなくてよかった!」
模試の結果が悪かった時、1度は思ったことありませんか。
では、具体的に本番前に模試で失敗したことが、なぜよかったのか考えたことはありますでしょうか。
多くの方は、本番だと落ちる点数だったからと考えることでしょう。
もちろんその通りですが、他に私が考えていたこととしては、失敗してたくさん間違えて「分からないこと」をたくさんあぶり出せたことが、本番前でよかったと思えるのではないかと考えていました。
社労士試験は試験範囲が膨大であり、何を理解していて、何が分からないのか仕分ける作業が必要です。
模試の点数が悪かったとしても、「分かっていない論点を見つけてくれてありがとう!」といった気持ちで前に進み、分からなかった論点を自分のものにしていきましょう。
模試の高得点者は気にしてはいけない。
SNSを見ていると「択一50点台」「選択割れなし」といった模試の報告をされている方はたくさんいらっしゃいます。
そんな高得点の方を見ていると、自分じゃこの人たちに敵わないと自信を無くしてしまうかもしれません。
しかし、社労士試験の合格者の平均受験回数は3~4回と言われており、しかも多くの方が社労士試験で1~2点で落ちている実力者なのです。
社労士試験では実力者がうじゃうじゃいることは当たり前であって、その中で試験に立ち向かっていくしかないのが現状です。
また、高得点者を気にしても意味がないことの1つとして、合格できるかどうかは自分との戦いのみということです。
要は、自分が合格基準点を満たせるかどうかで合否が決まりますので、たとえ他の人より点数が低かったとしても、基準点さえクリアできていたら合格できる試験であるということです。
もし、どうしても高得点者が気になるという方は、スマホデトックスをすることをおすすめします。
こんなお話をしておいて、私はめちゃめちゃ他の人の模試の結果を検索しまくってしまい、一時期ずっとスマホを触ってしまっていて無駄な時間を過ごしてしまいました。
(この時間が本当にもったいない。)
スマホとの向き合い方については、過去の記事を掲載しますので参考になると幸いです。
模試の時点で調子に乗ってしまうと本試験まで勉強ペースが落ちていた可能性がある。
私が合格した年、直前期の大原の模試では、D判定とひどい結果でしたが、6月に受けたLECの模試では択一49点ありました。(選択はボロボロでしたが)
今までで1番良い点数を取ることができ、また判定もBであったことで「もしかして今年合格できるんじゃね?」と思いましたし、調子にも乗っていました。
しかし、1ヶ月後の大原の模試では、D判定を取ってしまったのです。
学校が違う為、試験内容の違いもあるかもしれませんが、正直直前期でD判定という結果にかなり落ち込みました。(夢にうなされるぐらい。)
しかし、今考えるとD判定でなければ、勉強のペースは落ちていたと思います。
6月で調子に乗って、さらに7月の模試も良かったら調子に乗り続けて、本番失敗していただろうなと。
模試の結果が悪かったおかげで、ラストスパートかけて勉強と向き合うことができましたし、「とにかく伸びしろしかない!勉強するぞ!」という気持ちにもなりました。
ですので、模試の結果が悪くても気合のエンジンをかけてくれたんだと思って、勉強と向き合ってみてください。
本試験の方が簡単(と思い込むようにしていた。)
本試験の択一式の問題は、「簡単すぎる問題」「普通レベルの問題」「超難関な問題」の3つに分類されています。
模試の問題はどちらかというと、「普通レベルの問題」「超難関な問題」の2つの分類だと思っています。
中には超難関すぎて誰が解けるんだと思うような問題もあるのが模試の特徴です。
本試験と模試を比べてみると、本試験には「簡単すぎる問題」が存在している為、模試に比べてその分点数を底上げしてくれる可能性が高いです。
では実際、「簡単すぎる問題」とはどんな問題なのかというと、社労士試験の勉強をしている人であれば秒で解ける問題(数字の誤りなど)や、あきらかに4つがおかしいことを言っていて、1つが正解である問題などです。
過去問を解いてみると分かるかと思いますが、本試験はとにかく問題のレベルの差が激しいのです。
ですので、たとえ模試の点数が悪くても、本試験では「簡単すぎる問題」が点数稼ぎをしてくれると思って、択一式では+10してくれるだろうと思うようにしていました。
たとえそれが確かではないにしろ、前向きに考えることで本試験までモチベーションを保つことができました。
また、選択式も同じで模試よりもはるかに簡単な問題が2~3つ入っているような構成になっているように思われます。(なっていなくても思い込む。)
模試の選択式では、5つすべて分からないこともありますので(実際模試の選択式労一で0点取りましたが、その年に合格しました。)「本試験ではこんな問題でないよ」と思いながら前を向いていきましょう。
順位は1,500位ぐらいまでに入っていたら合格できる(と思い込むようにしていた。)
社労士試験の合格者は、毎年3,000人いかないぐらいの人数が合格しています。
その為、私は模試の順位では半分の1,500位ぐらいまでに入れば良しとしていました。
偏差値でいえば、50を目指していました。
半分の順位で良しと考えたのは、本試験で他に高得点者が割って入ってきて半分から下がっていっても3,000人までには入るだろうといった謎の計算ですので根拠はありません(笑)
逆に、その1,500位以内の人たちがすべて選択式の基準点クリアができると思わないですし、何人かは1点・2点失点するだろうと思っていました。(すみません)
1,500位の位置にいれば、選択式・択一式の基準点クリアができれば合格できるだろうと前向きにとらえるようにしていました。
また、社労士試験の受験者数は毎年45,000人程度いますが、模試の受験者数は3,000人程度しかいません。
模試を受けに来ている人は本気で勉強している人がほとんどですので、模試を受けている時点で優位な立場であるんだと自信を持ってください。
つい、順位を気にしてしまいそうになりますが、平均にいれば大丈夫!ぐらいの気持ちを持ち、順位に引っ張られすぎないようにすることが大切です。
社労士試験は諦めた時点でアウト!自分を信じて突き進もう!
私は、模試の点数が悪すぎて今年受験してもどうせ落ちるのではないかと思い悩む時期もありました。
しかし、模試の結果ひとつで受験しないのはもったいないですし、私は模試が悪くても諦めなかったからこそ合格できたと思っています。
と、言われても人間ですので落ち込むことはつきものです。
その落ち込む気持ちをコントロールする為にも、自分の状況を客観視して、本試験までどのように対策していけばいいのか冷静になって考えることが大切です。
ぜひ、落ち込みそうになった時、今回お話した内容を参考にして頂き、ご自身が前を向けるきっかけとなって頂ければ幸いです。
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