こんにちは。れいるです。
試験勉強をしている中で、迷走しはじめて本当にこの勉強方法でいいのかなと思うことってありませんか。
また、社労士試験勉強は本試験までの期間が長い為、勉強のモチベーションを保つのが難しいと感じることもあるかと思います。
そこで今回は、あのメジャーリーガー・大谷翔平選手が高校時代から使っていたマンダラチャート(目標達成シート)を活かした本試験までモチベーションアップつなげる目標設定方法についてお話します。

実際に私は、このマンダラチャートを使って、合格する為にはどんな風に過ごしたらいいのか考えるようにしていました。
私が当時作ったマンダラチャートを提示しながら説明します!
そもそも「目的」があいまいだと、合格は遠のいてしまう。
社労士試験は、合格率が約7%という非常に厳しい国家資格です。
受験回数が長期戦になることも多く、「なんのために勉強しているんだろう?」と迷いが生じると、モチベーションが下がってしまいます。
だからこそ、「なぜ社労士になりたいのか」「合格した先にどんな自分になっていたいのか」目的を明確にすることが、合格まで走り抜けるエネルギーになります。
大谷翔平選手が実践していた「マンダラチャート」とは?
マンダラチャートは、目標達成のために思考を整理するフレームワークです。
縦3×横3の9マスを基本にし、中央に目標を置いて、その周囲に関連する8つの要素を配置していきます。
さらにそれぞれの8マスを中心とした別のマンダラチャートに展開していくことで、「目標達成に必要な行動」がどんどん具体化していきます。
大谷翔平選手が高校時代に、「8×8マスのマンダラチャート」を使っていたことは有名なお話ですが、当時ご自身の夢である「ドラ1・8球団指名」を中心に据え、その目標を到達するための具体的な行動・習慣・考え方を細かく書き出されていました。
結果、みなさんご存じの通り大谷翔平選手は今では世界で活躍しており、目標に対して有言実行されていらっしゃいます。
マンダラチャートは、目標に向かって何をしたらいいのかを整理できるアイテムですので、社労士受験生にとっても力になってくれます。
私がマンダラチャートを使った理由
私は1度社労士試験に落ちていますが、2年目(合格した年)は何かを変えなければまた合格できないなと思っていました。
そこで、目の前のテキストや問題集を単にこなすだけでなく、合格するまでの道を明確にしないといけないと感じました。
「合格する為には何が必要なのか?」を中心に考え、本試験までの長い道を一歩ずつ歩めるようにマンダラチャートを作成しようと決めました。
実際に私が作成したマンダラチャートの構成
では、実際に私がマンダラチャートはこちらです。

勉強面からメンタル面など幅広く試験合格までに何が必要なのかを考えて作成しました。
では、私が設定した8つの項目について順番に解説します。
【参考サイト】:conote
(こちらのサイトからダウンロードさせて頂きました。)
スケジュール管理

スケジュールは、勉強だけでなく、プライベートの娯楽も入れるようにしていました。
勉強ばかりの完璧なスケジュールになってしまうと、モチベーションも上がらないですし、目標達成するまでの壁が高くなってしまいます。
たまには息抜きに遊びに行く時間も取り入れた半面、直前期(6月)からは遊びに行かないようにするなどメリハリは付けるようにしました。

マンダラチャートでは、あまり現実離れした内容を入れてしまうと、目標達成の道が見えて来なくなってしまう為、ハードルをある程度下げることも必要です。
精神コントロール

実は受験生時代、月1回メンタルクリニックに通いながら勉強しており、私にとってメンタルのコントロールが一番の課題でした。
自分の特性上、学生時代から集中力が無く、試験中にあれこれと考えだしたり、やる気が極端に下がってしまったり、常にジェットコースターのような感情で勉強していました。
しかし、社労士試験は長時間に渡る試験である為、精神をコントロールする力は必要だと思い、何か対策しなければいけないと思うようになりました。
メンタルはすぐに完璧にすることはできない為、日頃からどのようなことに気をつけて過ごしたらいいのか思いあたる項目について設定するようにしていました。
日々の習慣

(画像に誤字がありすみません)「日々の習慣」では、勉強に触れる時間を習慣化することを取り入れました。
気づいたら秒トレ回している、テキスト読んでいる、というような生活を理想としていました。
今まで電車の中ではスマホを触っていましたが、スマホをテキストに変えることで、「私電車でもテキスト読んでてえらい」と自己肯定感をアップさせていました(笑)
特に、社会人にとって勉強できる時間は限られていますので、できるだけ時間を絞り出して勉強に触れることが大事だと思います。
勉強方法

社労士試験の勉強は、ひたすら同じ内容の繰り返しであり、忘却との戦いが続きます。
新たに何か勉強方法を取り入れたり、変に新しいことを始めてしまうと、基礎から遠のいてしまう恐れがあります。
ルーティーン化する強方法の項目を決めて、ひたすた回していきましょう。
また、私の場合はシートの枠外に全部クリアして満足しないよう「無限ループする」と記載しました。
学校

私は、予備校に通っていた為、予備校に対する思いを中心に書いていました。
仕事終わりに定期圏外で1時間かけて予備校に通っていた為、辛くなった時には「交通費がもったいないかな」「こんなに一生懸命予備校に通っても私はどうせダメかもしれない」なんていうネガティブなことを考える時がありました。
しかし、自己投資だと思って、交通費を気にしたり、周りの人を気にしたりせず、お金をかけてでも頑張って通う・予備校を信じるという思いで目標設定していました。
予備校での学習目標というよりは、予備校に通う意味を改めて整理するような目標としていました。
人間性

一見、試験には関係がないように思われますが、日ごろの人間性が試験に影響すると考えていました。
…と我が物のような感覚で書きましたが、大谷翔平選手のマンダラチャートを拝見して、「人間性」を設定されていたことを真似させて頂きヒントを得ました。
社労士試験は長時間に渡る試験であり、長期に渡る継続力があるかどうかであったり、自己のコントロールができるかどうかが重要だと思っています。
また、日ごろから周りに感謝をしつつ、前向きに勉強と向き合うことも大切です。
人間性を磨くことは、ポジティブな思考にもなることができ、ぜひ人間性について目標設定されることをオススメします。
運

「試験に合格できるのは運」という言葉で片付けてしまうことが嫌だった為、「運」を目標設定しました。
運を手に入れる為には、どうしたらいいのかを考えた結果、「運に近づく為の努力」が必要であるとし、運はどうしたら掴めるのか?と考えるようにしていました。
実際、運に近づく為に、過去問を見て良く出る分野の問題はどれなのか分析したり、各予備校が予想している問題に注目することもしていました。
しかし、マンダラチャートでは「ムダ使いしない」「部屋そうじ」といった一見試験と関係がないような目標を設定し、運を味方にする為に、周囲をスッキリさせて試験に集中できる環境作りを目指しました。
運に近づくことは、問題分析だけでなく、試験までの自分自信の生活環境も大事であると思っています。
模試・テスト

私は、不合格であった年に受けた模試の中で、毎回自分の中で感じていた課題がありました。
それらの課題を中心に取り上げ、目標設定しました。
また、択一が苦手であったこともあり、択一50点を目指すことにしました。
結局、模試での最高点は択一49点で未達成となりましたが、実現できそうでできないような目標を持つことがモチベーションアップにつながっていたと感じました。
マンダラチャートを作るときのポイント
マンダラチャートを作る時のポイントとしては、まず合格後の自分がどうなっていたいかについて想像することから始めることです。
合格した自分を思い浮かべて、「じゃあ理想を現実にする為には、何が必要なのか?」を逆算して考えていきます。
その次に、実際目標設定していきますが、手に届きそうで届かないような現実的な目標設定をしていきましょう。
当たり前にできそうなことだけど、実際毎日こなしていくことは難しいかもしれない‥というような目標がオススメです。
では、具体的に目標設定していく中でのポイントについて、まとめていきます。
「合格後の未来」をイメージする
社労士試験を受ける中で合格後のイメージが明確であるほど、合格に近づけると思っています。
開業したいとか転職したいとか具体的な目標でなくても構いません。
「合格したら同期合格者と集まりたいな」「合格したら、きっと自分に自信が持てるようになる!」といったイメージでOKです。
ゴールが何なのかを定めて、ひたすら目標に向かっていくことが日々の勉強のモチベーションアップにもつながっていきますので、ぜひまだ合格後のイメージがないという方は考える時間を作ってみてはいかがでしょうか。
現実的な内容に落とし込む
社労士試験勉強は長期に渡る為、窮屈なスケジュールを組んでしまうとやる気をなくしてしまいます。
気持ちを楽にできる為にも、スケジュール管理においては、無理のない範囲として、娯楽や家族サービスも取り入れることをオススメします。
例えば、お子さんがいらっしゃる場合は「子どもと遊ぶ時間は毎日どこかで作る」といったスケジューリングも良いです。
実際私は競馬が趣味ですが、「5月までは競馬場に遊びに行こう!」というようなスケジュールを組んでいました。
あまりにも達成できそうにない目標設定にしてしまうと、目標も達成できないのに合格できるわけがないとネガティブな感情になってしまう可能性があります。
ぜひ、勉強だけでなく、勉強以外の時間の取り方も考えて、目標設定してみてください。
「当たり前にできていたい(習慣化させたい)」を書く
日頃から思っている「当たり前」の行いは、案外継続することが難しいこともあります。
マンダラチャートでは、自分が思っている「当たり前」を習慣化したいと思っていてもなかなかできない‥、というような内容を取り入れることで生活にメリハリをつけることができます。
一見、生活のメリハリと試験勉強に何が関係あるのかと思うかもしれませんが、日ごろの行いは試験でのメンタルにつながってきます。
ですので、普段の生活環境やメンタルのコントロールといった観点からも目標設定し、社労士試験合格に向けた行動として何があるか考えることが大切です。
まとめ:社労士試験の合格は「戦略」が大事!
今回は、マンダラチャートを使用した目標設定についてご紹介しました。
日々勉強に追われる毎日をお過ごしだと思いますが、一旦休息して社労士試験合格までにどういう方向性で向かっていけばいいのか考える時間を作るきっかけとなれば幸いです。
また、私が受験生時代に心掛けていた言葉として、「完了主義になる」という言葉があります。
ぜひ、完璧を目指すのではなく、日々のタスクをこなすといったイメージで、ご自身の目標を信じて突き進んでみてくださいね。
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