こんにちは。れいるです。
ぶっちゃけ市販模試って必要なのか?普通の模試だけじゃなくていいのか?など市販模試を購入するかどうか、悩むことありますよね。
また、市販模試を購入するにしてもどんな市販模試を購入すればいいのか悩むこともあるでしょう。
私は、1冊だけ市販模試を購入しましたが、買って正解だったなと思っています。
そこで、実際に使用した市販模試はこちら。

TACの『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』の1冊のみです。
なぜこの1冊にしたかというと、
- 基本的に問題集・テキスト・模試をむやみに増やすのはNGだと考えていたから。
- 試験の練習台として、問題を解く時の思考の整理のために使いたかったから。
- スタンダードな市販模試で、実力がどんなものか把握したかったから。
以上の3点が主な理由です。
では、実際に私がこの3点の理由から『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』を選択した理由についてお話していきます。
前提:基本的に問題集・テキスト・模試をむやみに増やすのはNG
市販模試を問題集のように使用する勉強方法もありますが、個人的にはおススメしません。
私は、大原の予備校に通っていた為、問題集やテキストは大原のもの以外は基本的に手を出さないこととしていました。
ただでさえ試験範囲が広いのに、これ以上増やしても時間がかかってムダになってしまうと考えていたからです。
人間、保険をかけて守備範囲を広くしたいと思ってしまう生き物ですが、社労士試験の勉強でそれをしてしまうと、キャパオーバーでパニックになります。
普段のテキストで勉強していなかった内容を見つけてしまうと、「勉強していなかった内容だな、覚えなくては。」と考えてしまい、あれもこれもと手を出してしまって効率の悪い勉強になってしまいます。
どの予備校や出版社が出している問題集やテキストでも、社労士試験対策を仕事として行っているプロが構成しているはずです。
それを信じて、できるだけテキストや問題集は同じ予備校や出版社が出しているものに統一して絞ることが大切です。
また、私は主な模試として受けるものも絞っており、LECと大原以外の模試は受けていませんでした。
次で詳細をお話しますが、市販模試はあくまで「試験の練習台」的な位置なので、深く関わらない存在とする為にも、1冊で充分だと思っています。
試験の練習台として、問題を解く時の思考の整理のために使う
私は、主にLECや大原の模試を受けていて、他に模試は受けないと決めていました。(範囲を絞ることに加え、模試を受けまくるぐらいなら、勉強する時間を増やした方がいいと考えていた為。)
しかし、模試を受けている中で、答えをムダに変えてしまうなど優柔不断な回答をしてしまうクセがあった為、何か対策しなくてはいけないと思うようになりました。
そこで、市販模試を購入し、自分の課題としている回答をムダに変えてしまう点について改善ができるよう練習台として使うことにしました。
ただ単に解くのではなく、「まったく見直しをせずに直感で解いたら正答率は上がるのか?」というテーマを決めて市販模試を解きました。
見直しをしなかった結果、良い面も悪い面もあることに気づけたのですが、(良い面では直感が正しかったものもあるし、悪い面では読み飛ばしがあったこともありました)、普段どういった思考で問題を解いているのか分析するきっかけ作りにもなりました。
私の場合は、回答をムダに変えてしまうことが課題でしたが、ご自身の課題はそれぞれあるかと思いますので、その課題をクリアするための材料として市販模試を活用することをおススメします。
(例えば、解く順番であったり、2つに絞った時にどちらを選択するかの思考の整理であったりなど。)
何度も言いますが、あくまで市販模試は「試験の練習台」である位置づけですので、何冊も購入する必要はありません。
1冊をもって、回答方法の見直しを行うことをおススメします。
スタンダードな市販模試で、実力がどんなものか把握する
市販模試はたくさん発売されていますが、私の場合、「ハイレベル」や「上級」などと書かれているレベルの高い市販模試は向いてないと判断し、スタンダードなレベルの『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』にしました。
なぜスタンダードな市販模試にしたのかというと、
- 難しい問題ばかりだとモチベーションが落ちるから。
- 本試験はそこまで難しい問題は出ないと判断したから。
- 基礎固めができているか確認したかったから。
以上を理由として考えたからです。
では、理由別にお話していきます。
難しい問題ばかりだとモチベーションが落ちる
市販模試は、直前期に行っていた為、ここで難しい問題に手を出して、モチベーションを下げるのは危険だと思いました。
その為、基本レベルの『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』を選択しました。
しかし、『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』は、基本的な問題ばかりだと思って購入しましたが、意外と問題にクセがあり、あまり良い点を取ることはできませんでした。
模試は1冊で2種類あるのですが、難易度が低い方のものでも、選択は27点(割れ2科目)、択一は39点(割れ1科目)とあまり良い結果ではありませんでした。
以上のことから、『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』でも難易度はそこまで低すぎず、ちょうどいい難易度であるのではないかと思いました。
しかも、『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』の結果もあまり良くなかった為、難しい市販模試に手を出していたらどうなっていたことか…と思うとゾッとします。
本試験はそこまで難しい問題は出ないと判断
過去問を見ていると、拍子抜けするような簡単な問題から誰が解けるんだと思うような難しい問題まで幅広く出題されていることが分かります。
しかも、難しい問題はそこまで数は多くありません。
目指すは「社労士試験に合格すること」ですので、難しい問題を解けるようになることではありません。
本試験に合格できるレベルは何なのかを考えた結果、スタンダードなレベルの市販模試である『みんなが欲しかった!社労士の直前予想模試』を選択しました。
基礎固めができているか実力を確認したかった
基本的な論点が集められた市販模試であれば、基礎固めができているかどうか確認することができます。
合格率が低く、難しいと言われている社労士試験ではありますが、基礎を中心に勉強することで十分合格できる試験ではあります。
何も難しい勉強をしなければいけないということは、まったくありません。
基礎ができているのかどうかの把握が重要ですので、そのためにもスタンダードな市販模試で「今どれぐらい基礎ができているのか?」試すことをおススメします。
基礎ができていないと凹むこともあるかもしれませんが、コツコツと目の前の敵を倒すような感じで進んでいくことが大切です。
これは市販模試に限りませんが、模試は基礎を潰していくための道具の1つである為、改めて基礎固めをするという意識を持って問題と向き合ってみてください。
以前に模試についてまとめた記事も合わせてご紹介します。
市販模試は直前期の7月~8月に活用しよう!
市販模試は、直前期の実力確認として7月~8月に行うことをおススメします。
本試験に近い知識の状態で、果たしてどこまで解けるようになったのか予行練習してみましょう。
また、直前期である為、あまりにも難しい模試に手を出すことはおススメしません。(本試験前にメンタル落ちるのは本当にもったいないです…。)
ちなみに私は、図書館の自習室で本試験と同じ時間帯に市販模試を解きました。
最後の模試として活用するのも有りですし、いつも模試でも緊張してしまう方であれば「模試の練習」という位置づけでも良いかもしれません。
ぜひ、スタンダードな市販模試を活用して、合格できるための勉強につなげていきましょう!