社労士試験は独学でも大丈夫?私が独学を選ばなかった理由。

勉強方法

こんにちは。れいるです。

できるだけ費用抑えて社労士試験に合格したい!と、考えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

さらには、社労士試験の受験料は、15,000円と高めですし、なるべく少ない回数で合格したいものです。

私も、受験生当時、生活もありますし、そのように考えていました。

しかし、私は1年目に比較的安価であったユーキャンの通信で勉強して不合格となったとき、「私は、通信じゃいつまでたっても合格できないわ。」と感じることがありました。

それは、勉強方法が自己流すぎたことです。

1年目当時、友人や家族との時間を犠牲にしてまで約1年間勉強を頑張りましたが、結局勉強方法が自己流すぎて、ムダな年を過ごしてしまったと感じました。

これはユーキャンが悪いのではなく、完全に私の勉強方法が誤っていた為です。

勉強方法に自信がある方であれば、独学でも通信でも合格できる可能性はあると思います。

実際、合格者で知り合った方の中には独学で合格された方は何人かいらっしゃいましたし、ユーキャンで1発合格された方もいました。

私は独学ではなく、予備校に通って合格した為、独学を考えていらっしゃる方へのアドバイスはできません。

しかし、いま独学にするかどうか悩んでいる方のために、「独学に向いてない人ってどんな人なの?」というお話ならできます。

では、実際に私自身が独学に向いてなかった理由についてお話していきます。

学生時代に塾や予備校に通ったことがなく、勉強方法を知らなかったため。

私の家庭は、あまり裕福ではなく、親からは大学費用も自分で出してくれと言われたようなところで育ちました。

その為、塾に行くこともできず、高校受験は母のパートの給料で出してくれていた進研ゼミのみ(中3時のみ)で受験に挑みました。

大学受験は、大学費用を稼がなければいけなかった為、アルバイトを週4~5日で働いており、勉強する時間も予備校に行くお金もなく、推薦で行けるところかつ入学金が自分で払えそうなところに絞って受験しました。

その為、基本的には学校での勉強のみであり、勉強方法を知らないまま育ちました。

結果、社労士試験においても勉強方法が分からず、ネットや通信の教材で「問題集を回せばいい。」という情報だけを見て、「そうか、問題集をとりあえず解いて覚えたらいいのか。」と勘違いし、ただ分けも分からず問題集を何度も解いているだけで、論点を理解した勉強ができていませんでした。

問題集はどのように回したらいいのか、何をどのように理解していけばいいのかなど、そもそも勉強の進め方が分かっていなかった為、私には通信も独学もムリだと判断しました。

膨大な試験範囲であり、効率よく勉強したかったため。

社労士試験は10科目あり、試験範囲が広いのが特徴です。

しかも、暗記だけでなく、何のためにある制度であるかなど中身も分かっていなければ解けない問題もあり、覚えることがとにかく多いです。

そこで、私はすべて自力で暗記するのは無謀であると判断して、よく出る問題や、狙われやすいところなどに集中して効率よく勉強したいと思い、独学を選択しませんでした。

また、独学の場合でも、よくでるところをまとめてくれているテキストがありますが、自分がそのテキストを読んだ時に、解釈違いを起こす可能性も考えられました。
(実際、初学時に通信で学んだ内容の解釈が誤っていたのですが、予備校の先生から教わったことで解釈違いであったことに気がつくことができました。)

自分1人で、あの分厚いテキストを読み、正しい解釈をしながら勉強するということは、私にとってはキャパオーバーでした。

短期合格を目指したかったため。

社労士試験合格後は、独立開業を考えていた為、とにかく短期で合格したい!という気持ちがありました。

というのも、1歳でも若い年齢で独立開業にチャレンジして、例え失敗であっても成功であっても早い段階で経験しておきたかったからです。

開業に失敗したとしても、年齢が少しでも若ければ会社員に戻れるぐらいの気持ちがあれば不安要素も少ないかなと考えていました。

そこで独学であれば、勉強の仕方がわかっていない私の場合、ズルズルと時間が過ぎていきそうな予感がしていました。

合格後の目標が明確であれば、夢のスタート地点に立てるよう一刻も早く合格できる道を優先するべきであると私は思っています。

1人で勉強するとメンタルを保つことができなかった為。

1年目に通信で勉強していた時、SNSで高得点だらけの受験生を見て点数の違いに落ち込み、情緒不安定になっていた時期もありました。

さらには、通信の先生に相談できるシステムもありましたが、文章のみでのやり取りであった為、相手の感情も分からず、冷たく感じてしまい、孤独な気持ちになりました。

不合格となった時、これからまた1年1人で勉強するのは無理だ…と判断しました。

社労士の模試を初めて受けた場合、択一30点台なんて当たり前ですし(私は20点台でしたが)、選択も基準点割れだらけなんていうのも当たり前です。

ちなみに、こちらが私が人生初めて受けた社労士試験模試はこちらです。
(択一の点数がひどすぎて選択と点数が変わらない…。)

自分の点数があまりにも低いと、択一50点台の高得点の受験生との点数差に絶望しますし、「私は合格できないかも。」なんて思ってしまうことも。

他にも、理解がうまくできずに病んでしまったり、長期戦の社労士試験に耐えられず試験勉強から逃げ出したくなったこともありました。

そんな私ではありましたが、もしあなたが1人であっても立ち直れる自信があるのであれば、独学は向いていると思います。

私のように、メンタルに自信がない場合は、予備校に通うなど直接先生と話ができてサポートしてもらえるところで勉強することをおススメします。

合格率の高い予備校で確かな知識を学びたかったため。

自分が独学は向いていないとなった時、じゃあどこで学びたいかと考えた結果、「合格者が多いところで確実に学びたい」と思いました。

これまでお話してきた通り、私は勉強の仕方が分かっていませんでしたし、それでもなるべく早く合格して夢に向かっていきたいという思いがありました。

そのためには、実績のある予備校に通うことがベストであると考え、コストをかけてでも通学すると決めました。

ちなみに私が選んだのは、「資格の大原」です。(※大原の回し者ではありません。)

実際私が予備校を探した中では、最も合格者が多かったですし、大原の合格者の声を読んでいると「私でも合格できるかな?」と思わせてくれるような体験談がありました。

予備校まで片道1時間かけて通っていたことは大変でしたが、合格最短ルートであることを信じて乗り切りました。

先生から直接学ぶことで、効率よく学ぶことができ、社労士試験合格に向けた知識はもちろんですが、他にも社労士として活かせるような知識も学ぶことができ、知識の財産となりました。

優先順位を明確にして合格までの道を決めよう!

何度もお伝えしてきましたが、社労士試験はとにかく試験範囲が広く、すべての科目に触れるまでも時間がかかりますし、コスト面で言えばテキストを揃えるだけでも結構かかります。

時間を優先したいのか、お金を優先したいのか、それぞれ条件があるかと思います。

まずは、合格に向けて「何を優先したいのか」を明確にしてから、独学にするのか・予備校にするのか勉強方法を決めていくことをおすすめします。

今回お話した内容は、私が独学はムリだと判断した内容でしたが、もし共感頂けなかった場合は、独学が向いていらっしゃるかもしれません。

ぜひ、ご自身のスキルやビジョンにあった方法を選択して、社労士試験合格を目指してください。応援しています!

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