こんにちは、れいるです。
私は社労士試験に合格していますが、合格した年であっても勉強していた期間すべてやる気があったとは言えません。
ひどい時は、1日10分程度の日もありましたし、試験勉強期間中に好きだったとある業界の方が亡くなられて、その1週間程ほとんど勉強が進まなかったこともありました。
それでも、自分との約束として「どんなことがあっても決して勉強を止めないこと」を守り続けました。
たとえ1日10分でも何かしら必ず勉強するようにしていました。
理由としては、1日でも勉強しない日を作ってしまうと、そのままダラダラ何日も過ごしてしまいそうだったからです。
また、1日10分だけ勉強するだけでも継続することができれば、結果的にチリも積もればで勉強している時間は長くなります。
さらには、最初は10分だけ勉強するとしていたとしても、最終的には「もっと勉強しようかな」と自然とやる気に変わっていくようになり、勝手に勉強する習慣が身についてきます。
では、具体的に10分でも勉強すれば、どのような理由からやる気につながっていくのかお話していきます。
10分のウォーミングアップ勉強から、本格的な勉強へつなげる。
たとえ好きで始めた勉強であっても、ずっとやる気を保つことは非常に難しいです。
やる気が出てこないのは、勉強にはつきものです。
しかし、一度でも立ち止まってしまうと、勉強する気持ちのエンジンが停止したままになってしまいます。
勉強は、スポーツと似ていると思っているのですが、どんなスポーツであってもいきなり本気で体を動かさず、最初にウォーミングアップをしてから行いますよね。
少しずつ体を動かすことによって、本来のスポーツの練習に取り組むことにつながっていくのだと思います。
勉強も同じで、少しずつ勉強するという習慣をつけていくことで、本格的に勉強をする習慣が定着していきます。
じゃあ、いつ勉強のやる気がでて、勉強する習慣が定着してくるの?と思われるかもしれませんが、これについては個人差によります。
いくら経ってもやる気になれず、「ああ私はやる気のない人間なんだ」と思ったとしても、根気よく継続することが大事です。
本気で将来何かを成し遂げたいことがあるのであれば、いずれこのウォーミングアップの勉強が、やる気に変わって本格的に勉強しようという気持ちを起こしてくれます。
ぜひ、騙されたと思って毎日10分でもいいので、勉強することを止めずに進んでみてください。
10分でも始めると勝手に20分、30分と勉強できる可能性がある。
人は、いきなり難易度の高い壁にぶち当たったら、やる気をなくしてしまう生き物だと思っています。
勉強に入る難易度が下がれば下がるほど、やる気は出てくるものだったりします。
そこで、難易度を下げてやる気を出す勉強のやり方。
それは、時間数によってレベルを定めて、勉強を進めていくことです。
例えば、レベル1が「1日10分の勉強」、レベル2が「1日20分の勉強」とすれば、なんだか毎日続けられそうだと思えてきませんか。
人は、難易度が下がれば壁を簡単に超えていけますし、その壁を乗り越えていくことを毎日繰り返し行えば、いつの間にか高い水準まで上り詰めることができます。
やる気が出ずに10分から始まった勉強も、勉強時間を毎日増やしていくというレベル上げを行うことによって、1時間、2時間と徐々に勉強時間が長くなっていくことでしょう。
また、10分という短い時間は意外とあっという間で、勉強時間としては本来であればまったく物足りません。
毎日勉強することにハマっていけば、「10分だけ勉強する!」を「あと20分だけ!30分だけ!」と時間を延ばしていける可能性があります。
この勉強方法は、「いつの間にか長時間勉強していた」を目指すことができますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
10分間ジャンルを絞った勉強をすると暗記力が増す。
「10分間だけ勉強しよう!」となると、時間が限られている為、「何を勉強しようかな?」と考えますよね。
短時間の勉強のメリットは、ジャンルを絞った勉強を集中して行うことができることです。
社労士試験勉強でいうと、まずは勉強する科目として「今日は労基法をやろう!」と決めて、その中でもさらにジャンルを絞って「有給休暇について勉強しよう!」とします。
すると、テキスト読みを行う中でも有給休暇について細かいところまで読むことができます。
普段読まないような小さな文字で書かれたところを読むゆとりも出てくるなど、時間が限られていると1つのジャンルに特化した勉強がしやすくなります。
また、ジャンルが1つであれば、暗記する箇所も限られてくるので、頭に入りやすいです。
さらには、まだ気持ちに余裕がありそうであれば、他のジャンルを追加で10分間勉強するを繰り返してみてください。
やる気のない時でも効率よく科目勉強を回していくことができるので、ぜひ試してみてください。
「10分だけ」と思うとできることが限られる為、集中力が増す。
やる気がない時は、当然に集中力も落ちています。
しかも、やる気がない時に「勉強しなきゃ!」と思えば思うほど、スマホを触ってしまったり他のことがしたくなることってありますよね。
「勉強する前にちょっとだけスマホを…。いや、あと10分スマホ見よう。(といいつつ数時間経つ。)」なんて経験あるのではないでしょうか。
ここで、「勉強しなきゃ!」を「10分しか今日は勉強ができない!」に置き換えてみてください。
するとどうでしょう。スマホを触っている場合じゃない!勉強はいまこの10分しかできない!と追い込むことになるのではないでしょうか。
必死になって、テキストを開いて読む・問題を解くなど、10分間今目の前の勉強をこなすことに集中を持っていくことができます。
10分間全集中すると脳が疲れるかもしれませんが、集中力がない時こそこの勉強方法で、乗り切ってみてください。
勉強をまったくしない日を作ることの方がNGなので、ぜひ「10分間全集中で1日の勉強を乗り切る!」を目標としてみましょう。
また、あっという間に10分経ったな~と思ったのであれば、さらに追加してみましょう。
「10分しか今日は勉強ができない!」という定であっても、上記で述べたスマホの話のように「いや、あと10分勉強しよう。(といいつつ数時間経つ。)」と持っていけることが理想です。
今日は10分、明日はもっと勉強するという目標を作るきっかけになる。
本当はもっと勉強時間を増やしたいと思っていても、やる気がなくて思っていたよりも進まなかったということありますよね。
思っていたよりも進まなかったら、なぜできなかったんだと自分を責めてしまいそうになります。
やる気になれず勉強が進まないことは誰にでもあることだと分かっていても、自己嫌悪に陥ってしまうことでしょう。
そこで、モチベーションをアップさせるためにも、10分からの勉強をスタートとする目標を作っていきましょう。
例えば、1日目は10分だけの勉強とすれば、2日目は1日目が10分だったから2時間みっちりやろう!など、目標にメリハリをつけていきます。
そうすることで、「ああ、自分はちゃんと無理のないスケジュールで、目標達成できているじゃないか」と自信にもつながります。
ぜひ計画を立てて、1歩ずつ目標を達成していくことで、10分の勉強であっても自分の歩みを評価して前へ進んでみてください。
毎日少しでも勉強することを止めなければ、やる気につながる!
今回のテーマとした「やる気のない時こそ10分だけの勉強から始める」ということについてですが、10分という数字は、学校の休憩時間を思い浮かべて設定しました。
10分って好きなことをしているとあっという間で、すぐに終わってしまいます。
一方、やる気がない時の10分って長く感じやすいですし、10分集中することでさえも難しいと思ってしまいます。
そこで、「10分って長いなぁ」と思っていた気持ちを、「10分ってあっという間だわ」と思えるようになっていければ、勉強することに夢中になれるきっかけ作りになると考えています。
また、勉強しない日を1日でも作ってしまうと、勉強する習慣が身につきません。
たとえやる気がなくても、1日何かしら勉強に触れてください。
それがきっと将来の知識の財産につながっていくはずです。
ぜひ、1日10分からの勉強を始めて、徐々に勉強時間を増やしてやる気へつなげていきましょう!
社労士試験についてご相談承ります あなたの悩みを共有して一緒に考えていきませんか?